花見団子の意味を知ると、趣深い世界が見えてくる。

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春と言えば、やっぱりお花見ですね。

春に咲く花には、パンジー、チューリップ、シクラメン、菜の花など、様々な種類がありますが、

お花見の対象となる花は、一般的には桜の花でしょう。

 

「花より団子」ということわざは、とても有名ですよね?

風流なことよりも食べる方が実利があって良いというたとえです。

 

かなり昔から、お花見には団子は定番となっていたようで、

室町末期にはすでに、俳諧「犬筑波集」で「花よりもだんごとたれか岩つつじ」と詠まれています。

 

今回は、花見団子の意味についてお話したいと思います。

 

好きな団子はなんですか?

みたらし、小豆あん、ごま、きな粉、色々な団子がありますが、

花見の団子には、1本の串にピンクと白と緑が1個ずつ、合計3個さしてある団子が一般的に選ばれます。

 

しかし、団子にも様々な種類があるのに、なぜ、花見団子には3色の団子が選ばれているのでしょうか?

その理由は、団子の色にありました。

 

 

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3色団子の色の順番は、串を立てて、上から、ピンク、白、緑がポピュラーです。

じつは、それぞれの色に、ちゃんとした意味があるのです。

 

ピンクは、きれいな桜の花を、

白は、春の霞(かすみ)を、

緑は、大地の若草を、それぞれ表現しています。

 

若草の芽が出た緑の大地と、ピンクの桜の花に、春霞を加えて、

1本の串に、とても趣深い景色を再現しているのです。

 

これは、桃の節句の菱餅にとても似ています。

菱餅の場合、白は雪を表現していますが、

ピンクは花(桃の花)で、緑は大地の緑を表現しているのは同じです。

 

「来年の春は、どんな気持ちでこの桜を見てるだろう・・・。」

これは、毎年、桜を見ると必ず思うことです。

 

普通、1年の目標は、年のはじめのお正月に立てる事が多いと思いますが、

僕は、春にお花見をしながら、気持ちを新たに、目標設定をしています。

 

花より団子もいいですが、今年のお花見は、

1年後の自分に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

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