柏餅に柏の葉を使うのには、ちゃんと意味があるんです。

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柏餅の葉っぱって食べますか?

幼い頃、柏餅を食べると、いつも思っていました。

「なぜ、葉っぱで餅を包んであるんだろう?」

 

桜餅の桜の葉ならそれほど硬く無いので抵抗なく食べることが出来ますが、

柏の葉は、筋もあり、硬いので、普通は食べないと思います。

 

葉っぱに、それほど独特な風味があるようには思えないので、

風味付けの為ではなさそうですし。

多少はあるかもしれませんが。

 

餅に柏の葉を巻けば、餅の乾燥は防げるかもしれませんが、

それなら、他の種類の葉っぱでも良いはずです。

しかし、柏の葉が使われています。

 

今回は、柏餅に柏の葉を使う意味を探ってみました。

 

 

柏餅と言えば、端午の節句です。

5月5日は、端午の節句で、国民の祝日である「こどもの日」ですよね。

男の子がいるご家庭では、鎧兜や鯉のぼりなどを飾ったり、

菖蒲湯につかったりして、健やかな成長を祈ります。

 

その端午の節句に食べる物と言えば、ちまきや柏餅です。

特に、柏餅は日本独自の食べ物だそうでう。

 

日本のお祝いの席で食べる物には、多くの場合、意味があります。

おせち料理の海老や数の子などの意味は、とっても有名ですよね。

ですから、端午の節句で食べる柏餅にも必ず意味があると思いませんか?

 

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柏の葉には大きな特徴がありました。

じつは、柏の葉には、 他の植物とは異なる大きな特徴があるのです。

 

柏の木は落葉樹です。

 

落葉樹と言えば、楓(モミジ)やイチョウが代表的な植物ですよね。

これらは、いずれも秋に色づいて落葉し、

冬から春に新芽が芽吹くまでを、木に葉っぱが付いていない状態で過ごします。

多くの落葉樹は、同じですよね?

 

しかし、柏の木は、秋に枯れてからも木から葉っぱが付いたままです。

春に新芽が芽吹くのを見届けてから、落葉するのです。

つまり、葉っぱが絶えることが無いんですね。

 

春まで落葉しないのは、冬の厳しい寒さから守る意味合いがあるそうです。

 

この普通の落葉樹とは異なる特徴に、

神秘的なものを感じたのだと思います。

 

新芽が芽吹くのを待って落葉する特徴にあやかって、

柏餅を食べることで、家系が途絶えることなく、栄えることを願ったのです。

 

食べ物に込められた願いを知ることは、

とても大切だと思います。

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