進学や就職を機に、一人暮らしをスタートさせる人も多いのではないでしょうか。

初めての一人暮らしの場合、分からないことも多いと思います。

その中で、今回は、引っ越しの挨拶について考えてみましょう。

最近は、昔と比べて、非常にご近所付き合いが希薄になった印象があります。

特に賃貸アパートに住んでいると、ご近所付き合いは無いに等しいかもしれません。

同じアパートに住んでいるのに、どの部屋にどんな住人が暮らしているのかすら分かりません。

僕は10年以上、賃貸アパートに住んでいました。

住人の出入りが激しかったのですが、

引っ越してきた家族が挨拶に来たのは、わずか数組だけでした。

挨拶に来ない人が多ければ、どんな住人か分からなくて当然ですよね。

僕は、初めて賃貸アパートに引っ越した時、当然、引っ越しの挨拶はするものだと思っていました。

向こう三軒両隣という言葉もありますからね。

しかし、結局、僕は挨拶はしませんでした。

なぜなら、そのアパートの仲介をしていた不動産屋の担当の方に相談したら、

｢アパートは出入りが激しいですから、挨拶しなくても良いと思います。｣と聞いたからです。

賃貸ではなく、自宅を購入した場合は、一生、そこに住む事になるでしょうから、

挨拶は、しっかりとしなかればいけません。

土地を購入した不動産屋に聞くと、挨拶をする範囲を詳しく教えてくれるはずです。

賃貸アパートの場合、挨拶はしなくても良いと思います。

もしも、どうしても挨拶したい場合は、

同じ階の部屋の住人と、真下に当たる部屋の住人に挨拶すればよいでしょう。

最近のアパートは、壁が薄いですし、下の部屋に音が響きます。

もしも、騒音を出してしまった時でも、

はじめに挨拶に来たか来なかったかで、だいぶ印象が変わるはずですから。

挨拶の際は、手ぶらでは失礼だと思いますので、手土産を持参することになります。

手土産といっても、1,000円以下で十分です。

手土産の定番としては、引っ越し蕎麦がありますが、

その家族に、そばアレルギーの人がいたら迷惑ですので、そばは不向きだと思います。

洗剤やタオルも定番ですが、好みがありますので、好みに合わなければ、喜んでもらえません。

トイレットペーパーなどは、安価な割に、ボリュームがあり、喜んでもらえると思います。